いつも通る愛犬アポロの散歩道にはいくつか公園があって、必ず仰ぐ大きな樹木「メタセコイア」があります。常緑樹も良いけれど、紅葉して葉が落ちる落葉樹は四季を感じられ、春の芽吹きを見ると嬉しくなります。
生きている化石「メタセコイア」
私がいつも愛犬アポロの散歩で通る公園は出来て30年ほど。
おそらくその時に植林されたんでしょう。私が両手でぐるっと幹の根元を抱えても半分くらいにしかならない太さになっています。
他にも沢山、大きな樹木が公園の入り口にあるので、ちょっとした癒し空間になってるんですよ。樹木が多い場所は空気も綺麗に感じます。
メタセコイアは落葉樹
秋は紅葉して冬は葉が落ちてしまいます。樹木の名前をご存知ない方も馴染みがあるのではないでしょうか。成長すると高さ30mにもなります。
▼こんな感じの姿ですよ。
そんなメタセコイアが春に新芽を沢山出していました。桜が終わった頃から一気に緑色の葉が増えたように思います。
静かに株元に立って見上げた様子。細かい葉がやさしい木漏れ日を作っています。
(4月下旬 横浜市)
ちょっと分かりづらいですが、上画面右下のスリムな樹木が出会ったメタセコイアです。生まれたばかりの葉が透き通ってとても綺麗。春の風に触れてサワサワサワ・・・と葉が重なる音。鳥のさえずりと一緒に聞こえます。
(4月下旬 横浜市)
[花言葉]平和、楽しい思い出
[開花時期]2月~3月
[形態など]高木
※花言葉は色や種類で違います。ここでは代表例を記載しています。
新生代から存在していた樹木
自然の音はほんとうに優しい。この音、実ははるか大昔にも流れていたようですよ。
新生代という、約6,500万年前の恐竜とアンモナイトが絶滅した頃の地層で確認出来たそうです。(哺乳類と鳥類が繁栄した時代)
絶滅していたと思われていたところ、中国で現存が確認されたので「生きている化石」と呼ばれているとのこと。
気が遠くなる大昔ですね。その頃の鳥の声はどんな様子だったのでしょうか。哺乳類は恐竜が絶滅する前にも存在していたけれど、小さくて夜行性が多かったようです。
気になってちょっと調べてみました。このころに存在したであろう、最古の哺乳類はこんな姿。どこか憎めない表情をしてますね。
<アデロバシレウス>
「目立たない王」という意味だそうです。夜行性だった哺乳類もだんだんとお日さまに当たるようになったことでしょう。日中このメタセコイアの大木に登って毛づくろいなどしていたんでしょうか。他にはどんな生き物たちが一緒に過ごしたんでしょう。
想像するだけでわくわくします。
メタセコイアの葉の形。エバーフレッシュにも似ていると思いませんか?全然違う種ですけども。エバーフレッシュは夜になると葉を閉じるので、眠っているように見えます。その姿が可愛い!と観葉植物の中でも人気ありますよ。風水効果もあるとか。
実は子供の頃「メタセコイア」という名前を知りませんでした。樹木の名前、私なかなか覚えられません。樹木札があるおかげで知る事が出来ましたよ。樹木札とても助かりますね。